相続とは?
「相続」とは、ある人が亡くなったときに、その人が持っている財産や権利、義務を特定の人が引き継ぐことです。亡くなった人は「被相続人」、財産などを引き継ぐ人は「相続人」と呼ばれます。
また、相続には「法定相続」と「遺言相続」があります。
法定相続とは、民法に定められた相続人の範囲や順位、それぞれの相続分に従って相続することをいいます。
一方、遺言相続とは、被相続人の残した遺言書に従って行われる相続のことです。
遺言相続は法定相続よりも優先されるため、遺言書がある場合は基本的に遺言相続になります。
ただし、遺言書が法的に有効でなかったり、遺言書に記載されていない財産が見つかったりすれば、遺産分割協議によって分け方を決めなければいけません。
相続の基本的な流れは?
相続は、基本的に以下の流れで手続を行います。 (なかには順番が前後したり、手続そのものが遅くなったりする場合もあります)
また、上記手続のなかには、期限が定められているものがあります。この期限を過ぎると、手続できなくなるおそれがあるため注意しなければなりません。
期限が定められていない手続についても、遅れるとのちの手続に支障が出てしまうので、できるだけ早く行うべきです。
手続 | 期間 |
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死亡届の提出、埋葬火葬許可証の交付申請 | 死亡の事実を知った日から7日以内 |
相続方法の検討 | 相続の開始を知った日から3ヵ月以内 |
相続税の準確定申告 | 相続の開始を知った日の翌日から4ヵ月以内 |
相続税の申告・納付 | 相続の開始を知った日の翌日から10ヵ月以内 |
遺言書の有無の確認 相続人の調査 遺言書の検認手続 相続財産の調査 遺産分割協議 相続財産の名義変更(遺言執行) | 明確な期限は設定されてない (ただし、不動産の名義変更(相続登記)は、不動産を相続したことを知った日から3年以内に行う必要あり) |
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