あなたにもしものことがあったとき、家族が困らないようにするには
あなたが亡くなったあと、残された配偶者や子どもたちはさまざまな手続をしなければならず、大きな負担となります。
そんなときに役に立つのが「エンディングノート」です。
- この記事でわかること
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- あなたが亡くなったあと、家族はどのような手続をしなければならないのか
- エンディングノートや遺言書を残しておくことの重要性
あなたが亡くなったら、家族はどんな手続をする必要がある?
あなたが亡くなったあと、ご家族はさまざまな手続をしなければなりません。
まずは葬儀の手配をし、親族やあなたと親しかった友人や知人へ知らせることから始まります。希望する葬儀の内容や、親しかった友人や知人の連絡先を、あなたはご家族へ伝えているでしょうか。
また葬儀後は、相続人となるご家族は、あなたが残した財産を相続するための手続をしなければなりません。
そのためには、相続財産として、どのような財産があるのかを正確に把握する必要があります。
ご家族は、たとえば以下の項目について正確に把握できているでしょうか。
- 不動産
- 預金口座
- 証券口座
- 生命保険
- 借金の有無
ほかにも、「健康保険や年金関係の手続」、「LINEなどのSNSの解約」、「遺品の整理」など、やるべきことはたくさんあります。
あなたの希望や情報をまとめた「エンディングノート」
こういった手続をご家族がスムーズに行うためには、整理された情報が必要になります。そして、その情報が整理されたものがエンディングノートです。
先ほどご説明した葬儀の希望内容や、親しかった友人・知人の連絡先、財産状況なども、このエンディングノートに記載しておくことで、ご家族の行う手続がスムーズに進みます。
エンディングノートの記載方法はどのような形でもよいですが、市販のエンディングノートなどのひな形を利用されると記載漏れを防ぐことができます。
ただし、エンディングノートには法的な効力はありません。
たとえば、遺産の分け方や配分などについて記載したい場合には、「遺言書」を作成する必要があるということに注意してください。
エンディングノートや遺言書の作成でお困りなら
あなたが亡くなったあと、残されたご家族が困らないようにするために、エンディングノートや遺言書を用意しておくことはとても重要です。
ご家族のことを大切に想うのであれば、今のうちから準備しておくことをおすすめします。
アディーレ法律事務所なら、遺言・遺産相続に関するご相談は何度でも無料です。
「遺言書の書き方に不安がある」、「相続のためにやっておくことがわからない」といったお困りごとがあれば、まずはお気軽にお問合せください。
- この記事の監修者
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- 弁護士
- 橋 優介
- 資格:
- 弁護士、2級FP技能士
- 所属:
- 東京弁護士会
- 出身大学:
- 東京大学法学部
弁護士の職務として特に重要なことは、「依頼者の方を当人の抱える法的問題から解放すること」であると考えています。弁護士にご依頼いただければ、裁判関係の対応や相手方との交渉などは基本的にすべて弁護士に任せられます。私は、弁護士として、皆さまが法的な心配をせず日常生活を送れるように、陰ながらサポートできる存在でありたいと考えています。